店主名 | 木内 友秀 |
住 所 | 文京区千石4-40-24 |
TEL | 03-3941-4484 |
ホームページ | http://www.kiuchi-tohzai.co.jp/index.html |
店主の趣味・特技 | |
店主のひとこと | |
お店のイチオシ!! | No1商品 籐製鼓椅子 |
地図 | こちらクリックしてください |
http://www.kiuchi-tohzai.co.jp/index.html
年に一度東京都伝統工芸士の展示実演販売が、
都内デパートで開かれます。
それに文京区でも区内工芸士が集まって
展示販売する事もあります。
ーー跡継ぎの3代目秀樹さんについてーー
後継者問題で跡を継いでくれる人が少なくなる中
子供の頃から籐の性質に触れて、職人さん達の仕事を見て
育ったので、手作りの良さを感じ取って
くれていたのではないかと思う。
時代が時代だけに何処に勤めていいという時代じゃない。
先の苦労を考えるわけだけれど、跡を継いでくれた事は
素直に嬉しいね。軽い気持ちで入れる仕事ではない。
三代目の仕事ぶりは、職人そのもの
何年もかかって覚えて覚悟のいる仕事だけれど
子供の頃から見て触れて育ってきたので、
割とすんなり抵抗なく
特にやりたいこともなかったし(笑)
入ることが出来ました(三代目 秀樹さん談)
親子で一つの物に取り組んでいる姿っていいですね♪
ーー伝統工芸士としてーー
敷物など大物のオーダーを受けられるのは
関東ではうちにしかできない。
これからも手作りの良さを知ってもらい、
使って頂けたらと思っています。
あとがき
今回の取材で、今まで籐工房があることすら知ら
なかった人も多いと思いますが、身近なところに
伝統を受け継ぐ工芸があるという事に
誇らしさと、嬉しさがこみ上げてきました。
一本一本手作業で編みあげて一つの作品となって
いくものはまさに芸術です。
最近では地元小学生や中学生学校単位で
見学もあるとのこと。
後継者問題も話題になりましたが、一番には
一人でも多くの人に興味を持ってもらうこと、
手作りの本当の良さを知ってもらうことが
伝統工芸の本望だと感じました。
そして先代から受け継いできた籐への愛着と
手作りでという事に
自信と誇りを強く伝わってきました。
普段ニコニコと朗らかな2代目ですが
仕事場でのキリリっとした職人のお顔が印象的でした。
そして親子2代で一つの仕事を仕上げている姿が
大変微笑ましく大きな『商品』というより『作品』だと
作業の様子を見て思いました。
三代目と街中で会うときは、いつもご夫婦と
幼い娘さん二人とで
散歩する姿をよく見かけます。
よく見かけるので『ちゃんと仕事しているのか?』と
心配されるそうですが(笑)
今回初めて工房にお邪魔して、外からは見えない
仕事の綿密さ集中力や根気を知ったら、
娘さん達との時間でいかに
気分転換が大切かを理解しました。
過酷な作業の中でも、親の背中を見て
跡を継いで伝統を繋げていく。。。
子供の頃からの環境だったとはいえ、
親の仕事を理解して尊敬の念がなければ
『継ぐ』という気持ちにはならなかったと思います。
三代目も気持ちの素直で温厚な人柄ですが、
仕事場での姿は普段見るお顔とは違い
『職人』のお顔をしていました。
彼も今後お父様のように『伝統工芸士』として
伝統と現代流のやり方でますます広めていって
ほしいと思います。
最近では、町内会や商店会でも、
若手としてお手伝いしてくれています。
これからもこの千石の街から
日本の伝統工芸を発信していきます!!
今回はお仕事中のところ、貴重なお時間を作って頂き
写真撮影と取材を快く引き受けて頂きました。
この場をかりましてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
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